《決算担当・経理》単なる会計処理を超え、経営的視点の判断力が磨ける環境@東京都新宿区のインターネット系企業
- 企業名
- ニフティ株式会社
- 想定年収
- 480万円〜650万円
- 職種
- 経理(決算担当)
- 勤務地
- 東京都新宿区
大手ハウスメーカー、ベンチャー企業の取締役を経て、2025年にレバレジーズへ参画した緒方孝時氏。
現在、レバテックの法務責任者という立場にある緒方氏は、法務という役割を、「事業のエンジン」と再定義している。
未上場のメガベンチャーという混沌とした環境で、いかにして戦略的な法務組織を構築し、個の市場価値を高めていくのか。その真髄について語ってもらった。
目次

2015年に一橋大学法学部を卒業した。緒方氏のキャリアは、大阪の大手ハウスメーカーに入社したことから始まった。
当時は営業職を志望していたが、配属先は本社法務部。希望した部署ではなかったものの、M&Aにおける独占禁止法対応や大型の不祥事対応など、「守り」の企業法務の最前線を経験したという。
しかし、上場企業かつ巨大組織ゆえの強いセクショナリズムや保守的なガバナンス意識が、緒方氏に拭い去れない違和感を植え付けた。
法務担当は、リスクを管理する『ガーディアン』として機能しているものの、ビジネスの現場からは距離があり、自社の業績には直接貢献していない、という感覚がありました。業績を上げた営業スタッフが表彰されるのに対し、法務はスポットライトの当たらないコストセンター。能動的に事業提案をおこなったときには、“法務の越権行為だ”と言われたこともありました。その環境で仕事をするうちに、そもそも“守り”という枠組みだけでは、本来我々が発揮すべきバリューを捉えきれていないと感じるようになっていきました。(緒方氏)
コーポレート部門は、直接会社の成長に貢献できないのだろうか。そんな疑問と葛藤を抱くようになった緒方氏は、その価値を社会に問い直すべく、2020年に年商数十億円規模のベンチャー企業へ転職した。
法務部門の立ち上げ後、経理財務、人事労務その他コーポレート全体の責任者を経て、管掌役員として組織を牽引。「ビジネスにコミットするコーポレート」を実践し、3年間で約200億円規模にまで成長させ、全社表彰を受けた。
そこで得た確信は、管理部門がそれぞれの専門領域から「ビジネスパートナー」として事業価値を最大化する提案を行うことで、企業の成長を導く道しるべになれるということ。同時に、こうした「攻め」の意識と姿勢を持ったアプローチこそが、コーポレート人材一人ひとりのキャリア拡張や日々の働きがいに重要な意義を持つ、という気づきもあった。
その後、さらなる挑戦を求めていた時期に出会ったのが、レバレジーズであった。当時のグループ会社代表から「今後、『攻め』の法務に転じていきたいと考えている」という自身の理想に近いミッションを提示された緒方氏。当時のレバレジーズは、年商数千億円を視野に入れるメガベンチャーでありながら、未上場ゆえの柔軟性とスピード感を持ち合わせていた。
上場企業になると、ガバナンス重視の度合いが高まることから、当然、『ガーディアン』としての機能に対する意識が強まる傾向にあります。しかし、私が求めたのは、会社の業績アップをゴールに見据えつつ、社会的な正しさや関わる人々の幸福までを追求できる環境でした。さらに、その組織で価値を発揮することで、バックオフィスの在り方を社会に広く問いかけられるような、市場における高いプレゼンスも求めていたのです。その両方を満たす意味において、年商数千億円のメガベンチャーでありながら未上場で成長を続けるレバレジーズで取り組む法務という業務は、まさに理想的だったと言えます。(緒方氏)
法務としての専門性とリーガルマインドを発揮し、事業の根幹にまで深く踏み込む。「どうすればこのビジネスを適法かつ最大効率で実現できるか」を事業部と対等に議論する。
前職で手応えを感じた「ビジネスパートナー」としての法務部をレバレジーズで再現し、社会的な価値をもたらすだけでなく、コーポレートの在り方を世に問う意味で、より大きな社会的インパクトを発揮できると確信したのだ。
現在は、レバレジーズのグループ会社であるレバテックの、法務・経理を統括する立場として、「法律の知識」を「事業のエンジン」へと変換する日々を送っている。
緒方氏が担う業務は、契約書のリーガルチェックやトラブル対応だけに留まらない。IT人材領域で圧倒的なシェアを誇る「レバテック」が業界を先導し続けるための伴走もおこなっており、自社の意思決定が業界のスタンダードになり、さらには社会的なルールの形成にもつながっていると語った。
この環境の魅力として私が感じているのは、当社がIT人材領域で最大級のサービスを展開するリーディングカンパニーであるという部分です。レバレジーズの企業理念である「関係者全員の幸福の追求」に裏付けられた誠実な取り組みの結果を、デジュールスタンダードに昇華させられるのは、まだ若い市場で圧倒的なシェアを誇るからこそ。実際に、現在は厚生労働省などの行政関係機関ともコミュニケーションをとりながら社会的なルールづくりにも関わっています。自分の仕事が自社の成長に留まらず、社会のより良い在り方に直接貢献できるということは、他の環境ではなかなか味わえない大きな魅力になるはずです。(緒方氏)
また、新規事業が立ち上がる際は、「ビジネスの構想段階」から議論に加わる。事業部から持ち込まれる相談は、「こんな新しいサービスを始めたいが、どうすれば法的にクリアできるか」といった、まだ輪郭がぼやけたアイデアレベルのものも少なくないという。
ここで緒方氏らが発揮するのは、単なる「適法性の判断」ではなく、ビジネスの「アーキテクト(設計者)」としての能力である。
事業部が掲げるゴールを深く理解し、複数のスキームを提案しながらその構築に寄与できるのが、当社の法務の特徴です。法務だけでなく、経理や総務の観点を踏まえ、時には社内の他部署との連携も担いながらビジネスを創る上での障壁を取り除いていくこともあります。法務として、リスクをチェックする『ガーディアン』機能だけではなく、ビジネスの枠組みを広げる『クリエイション』機能、そしてさまざまな制約を回避しながらビジネスの可能性を最大化する『ナビゲーション』機能を担い、スキームの実現まで伴走する。それが私たちの役割です。(緒方氏)
これまで手掛けた事例として緒方氏が語ってくれたのが、グループ会社間での情報連携を活用したクロスセルの推進についてだった。そのビジネス事例においては、個人情報保護法などの壁が存在したが、緒方氏らは「できない」と言うのではなく、法的制約をクリアしつつ顧客体験を最大化する導線を設計し、利益貢献に直結させた。
事業部とは「ワンチーム」で、日々議論をおこなう。この一体感こそが、レバレジーズの法務における最大の面白みであり、仕事の醍醐味を生み出す要因となっているのである。

緒方氏が入社した際、組織には急成長ゆえの「歪み」が生じていた。法務をはじめとする管理部門は、オペレーティブな日常業務をこなす性質が強く、日々増加する事務手続きを何とか受けきることで手一杯になっていたのだ。そのため、能動的に事業へ介入するマインドが育みにくい環境にあった。
しかし緒方氏は、これをメンバーの能力不足ではなく、組織としてのマインドセットやミッション設定のあり方に原因があると考えた。
この状況を打破するため、まず取り組んだのはメンバー一人ひとりと向き合うことでした。全員と面談を行い、何をやりたいか、どんな人生を実現したいか、という問いを投げかけたのです。それぞれの在りたい姿とビジネスを通じたキャリア実現の重なりを見出し、一人ひとりが高いモチベーションを持って業務に向かうための土台を確認するところから始めました。同時に、個人に淡々と業務を処理させるだけではなく、チームとして業務やビジネスに向き合い、組織効力感を日々実感しながら、乗り越えるべき課題の解像度を上げていくアプローチも取り入れました。その結果、たとえ負荷が大きいものであっても、自分たちがその業務を通じて発揮する価値や意義を自発的に考え、前向きに取り組んでもらえるようになったと感じています。(緒方氏)
さらに緒方氏は、「組織の責任は、個人や個々のチームではなく、すべて組織そのものが負っている。そして、その責任者である私以外に責められるべき人はいない。だから、既存の法務像にとらわれるのではなく、『関係者全員の幸福を追求』という理念に立ち返り、「どうしたらそれを実現できるのか」を考え、安心して一歩踏み込んでほしい」と語った。
その姿勢は、メンバーが安心してチャレンジしながら、事業の伴走者としてやりがいを感じられる土壌をつくることにつながったという。若手中心の未上場メガベンチャー企業である同社において、法務という組織のパラダイムシフトが起こったのである。
我々は、経営会議にも参加し、新規の施策提案を行います。事業拡大に貢献できたとき、事業部から感謝の言葉をもらうこともありますし、提案がどれほどの価値を生み出したかという報告をもらうこともあります。私はこれを“幸せのおすそ分け”と呼んでいます(笑)。成果を実感する機会があるからこそ、私を含めたメンバーのモチベーションはさらに上がっているのだと思います。(緒方氏)
メガベンチャーならではの事業成長スピードに対し、法務がブレーキにならないよう、日頃から「先回りの相談」ができる関係性を構築する。
こうした、事業のアクセルを全開に踏み込むための工夫が、法務メンバーが自らの仕事の意義を直接実感し、当事者意識を持ちながら業務を通して個々が成長する環境を実現しているのである。
現在、緒方氏が率いる組織では、法務でありながら定量的な成果を追求する「戦略的法務」への進化を加速させている。リーガルチェック件数やリードタイムの管理にとどまらず、複数プロジェクトに関与し、それにより利益にどれほどのインパクトを与えたかを可視化しているのである。
情報を届けて終わりではなく、最終的なビジネスの結果までを自分たちの責任範囲とする姿勢があること。それが、他社の法務組織との決定的な違いだと思います。私たちのビジネスにおけるゴールは、事業部メンバーと同様にやはり事業成長なんです。(緒方氏)
緒方氏が見据えている未来は、自社の成長だけではない。彼の大きな野望は、「ビジネスにコミットするコーポレート」という新しい働き方を社会のスタンダードにすることだ。
また、緒方氏は自身が主に携わる領域においても、法務の力で社会インフラをアップデートしたいと考えている。フリーランスや副業といった多様な働き方が広がる中で、法律が追いついていない領域に対し、リーディングカンパニーとして行政や他企業と連携し、健全なマーケットルールを創り上げていく。
誰もが不安なく、自分に合った働き方をフラットに選択できる社会。その実現を、法的側面から後押ししていきたいという。
まずは、法務の本質的なバリューを発揮する最高の組織を構築すること。そして、その組織づくりの成果を再現性高く世の中に展開していきたいと思っています。社内で実践していることを、パッケージとして外部に提供していくことで、バックオフィスの課題に苦しんでいる企業を支援し、また目端の行き届かない部分を変革することで生産性を上げて社会を変えていく。それが、私が目指すところなんです。(緒方氏)
こうした業務の中で、緒方氏は自社法務部門でのキャリア形成を「個としての市場価値の向上」にもつなげたいと考える。どんな環境でも通用する「法務として事業を創る確かな目」を磨く。
ここで得られる、事業の立ち上げから社会インフラへの成長までを一貫して体験できる機会は、どんな資格や経歴よりも強力な武器になるだろう。
ここでの仕事に飽きることはありません。毎日が正解のない問いの連続であり、常に新しい混沌が降ってくる。でも、それを組織として楽しめるパッションがあれば、最高のステージになります。自分の5年後の姿が見えなくなったら、うちに来てもらいたい。法務は主体的なキャリア形成が難しい職種と思われがちですが、当社であればキャリアに関する戦略を立て、進むべき道を模索することができます。チャンスが豊富にあるレバレジーズは、自分の人生を自分の手に取り戻したい方にとって最高の環境だと思います。(緒方氏)

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