【サンプルあり】経理の職務経歴書の書き方
経理の転職では、専門的な知識や実務経験が求められます。そこで、採用担当者は職務経歴書を通して「即効性」「専門性」「課題解決能力」「人柄」の点をチェックしています。
つまり、職務経歴書の作りこみが重要です。
以下に、職務経歴書の書き方の紹介とサンプルをご用意したのでぜひ参考にしてください。
職務経歴書の各項目とアドバイス
職務要約
【ポイント】ここは採用担当者が最初に目にする部分であり、あなたのキャリア全体を簡潔に、かつ魅力的に伝えることが重要です。
- キャリアの全体像を明確に: どのような経理業務をどのくらいの期間経験してきたのかを具体的に記載しましょう。例えば、「上場企業での経理・会計業務に17年間従事し、月次・年次決算から監査対応まで幅広く経験」のように、数字を入れるとより説得力が増します。
- 強みと意欲をアピール: 「地道な業務を粘り強く遂行するのが強み」という部分はとても良いアピールポイントです。さらに、「経営・事業の数字にインパクトを与えられる管理会計のポジションに就きたい」という将来の意欲も明確で素晴らしいですね。この熱意を前面に出しましょう。
職務経歴
【ポイント】過去の職務内容を単なる業務リストではなく、実績や成果を交えて具体的に記述することで、あなたの貢献度をアピールしましょう。
- 担当業務と役割を明確に: どのような会社で、どのような役割を担っていたのかを具体的に説明します。単に「予実管理」と書くのではなく、「月次で予算と実績の差異を分析し、経営会議用の資料を作成」のように、具体的なタスクを記載することで、採用担当者があなたの業務遂行能力をイメージしやすくなります。
- 成果を数値で示す: 担当したプロジェクトや業務改善でどのような成果を上げたかを可能な限り数値で示しましょう。例えば、「経理処理の効率化により月次決算にかかる時間を〇〇時間短縮した」など、具体的な数字を入れることで、あなたの貢献がより明確になります。
活かせる経験・知識
【ポイント】職務経歴で述べた内容の中から、特に応募する職種で活かせるスキルを厳選してまとめましょう。
- 応募職種との関連性: 応募先企業が求めている人物像やスキルセットを事前に把握し、それに合致する経験や知識を強調して記載しましょう。例えば、管理会計のポジションであれば、「予実管理、分析資料作成、予算策定等の管理会計業務の経験」を最上位に持ってくると効果的です。
- ソフトスキルも記載: ExcelやWord、PowerPointのスキルだけでなく、SAPや奉行シリーズなどの経理系ソフトの使用経験は大きな強みとなります。使用経験があるソフトは全て記載しましょう。
自己PR
【ポイント】あなたのパーソナリティや仕事への姿勢を伝え、採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と思わせるような内容にしましょう。
- 業務への取り組み方を具体的に: 「業務着手前には業務内容の確認表やフローを作成して段取りに力を入れ、地道な見直しを繰り返した」という部分は、あなたの仕事への丁寧な姿勢を示す素晴らしいエピソードです。どのような工夫をして業務に取り組んできたかを具体的に記述することで、あなたの仕事への真摯な姿勢が伝わります。
- 将来への展望と貢献意欲: 「持前の粘り強さを発揮して、事業の数字に近いポジションで、経営を支える中核人材として貢献していきたい」という意欲は、企業にとって非常に魅力的です。この熱意を具体的な言葉で表現し、入社後にどのように貢献したいかを明確に伝えましょう。
【経理職_職務経歴書サンプル】