25歳の経理転職を成功させる方法を解説！市場価値の診断から年収アップ、キャリアパスまで徹底解説

入社から数年が経ち、仕事に慣れてきた25歳の経理担当者であるあなた。

日々のルーティンワークをこなしながら、ふと「このままでいいのかな…」と将来に漠然とした不安を感じていませんか？周りの同期が次々と転職していく姿を見て、焦りや疑問を抱えているかもしれません。

そんな風に感じているなら、それはあなたがキャリアアップの岐路に立っているサインです。

しかし、初めての転職活動はわからないことだらけで、何から始めればいいか迷うことでしょう。

本記事では、あなたの市場価値を正しく把握し、将来のキャリアパスを描くためのヒントから、具体的な転職活動の進め方までを解説します。

25歳経理は超絶売り手市場！企業から求められる3つの理由

25歳前後の経理担当者には、転職市場で大きな需要があります。

なぜなら、新卒にはない即戦力性と、ベテランにはない柔軟性やポテンシャルを併せ持つあなたの存在は、多くの企業にとって非常に魅力的です。

1. 社会人としての基礎ができている

ビジネスマナー、コミュニケーション能力、報連相など、社会人として必要不可欠な基本スキルが身についているため、企業側は社会人としての教育を一からする必要がなく、すぐに業務に取り組んでくれる人材として評価します。

2. 経理業務の基礎スキルがある

経費精算、仕訳入力、月次・年次決算補助など、経理の基礎業務を進められる戦力として歓迎されます。

とくに、月次・年次決算、予算策定、開示業務、税務申告などの実務経験スキルは多くの企業ポジションで求められています。

3. 変化への対応力とポテンシャル

経験が浅いからこそ、新しい環境や業務フローに柔軟に対応できます。

企業は、将来の幹部候補として、経理部門のDX化や新しいシステム導入にも積極的に関われる人材を求めています。

25歳経理の年収相場

 職業情報提供サイト（job tag）によると、25歳～29歳の経理事務の平均年収は430万円となっております。

マイナビAGENTで公開されている一般的な事務職の平均年収は330万円となっており、90万円以上高い年収を得ることが可能な職種です。
その後35歳で約500万円、50歳で約580万円までと経験を積むことで年収が右肩上がりになります。

参考：年代（年齢）別平均年収｜求人・転職エージェントはマイナビエージェント

また、実務経験を積んでいくだけではなく、マネジメントの経験や日商簿記1級、税理士・税理士科目、公認会計士の取得、英語スキルなども身に着けておくことで、さらに市場価値が高まり、年収の上げ幅を広げることができるかもしれません。

25歳の経理が目指す4つのキャリアパスとリアルな成功事例

経理としてのキャリアパスは一つではありません。あなたの興味や適性に応じて、多様な道が開かれています。

ここでは、25歳経理が目指せる4つの主要なキャリアパスと、実際の成功事例を紹介します。

経理・財務のスペシャリスト

キャリア

経理→財務・IR→CFO（最高財務責任者）候補

経理で培った知識をベースに、より戦略的な業務へシフトするキャリアです。資金調達、M&A、FP&A（経営計画）など、会社の経営に深く関わる業務に挑戦できます。

求められるスキル

高度な会計知識に加え、ファイナンス、税務、法務など幅広い知識が求められます。

専門職へのキャリアチェンジ

キャリア

経理→会計事務所・税理士法人・監査法人・コンサルティングファーム

企業の経理としてではなく、専門家として複数のクライアントをサポートするキャリアです。

求められるスキル

高度な会計・税務知識は必須。税理士や公認会計士の資格取得が前提となります。

異業種への転職

キャリア

経理の経験を活かし、全く異なる業界や企業規模に挑戦するキャリアです。

業界や企業規模によって任される経理業務の種類はことなるので、現職で任されている経理業務よりも幅を広げたい場合におすすめです。

求められるスキル

基本的な経理業務に加えて、業界知識、ITリテラシー、コミュニケーション能力も役立ちます。

【完全ロードマップ】25歳経理の転職を成功させるための具体的なステップとチェックリスト

漠然と「転職したい」と思っていても、何から始めればいいかわからないでしょう。

ここでは、25歳経理がスムーズに転職活動を進めるための具体的なステップと、それぞれのフェーズで押さえるべきポイントを解説します。

①転職の軸を決める（自己分析とキャリアの棚卸し）

「何のために転職したいのか？」を明確にすることが、転職成功の第一歩です。

【チェックリスト】

• 現職への不満は何か？: 給与、人間関係、仕事内容、評価制度など、具体的な不満を書き出す。
• 転職で何を実現したいか？: 年収アップ、専門性の習得、やりがい、ワークライフバランスなど。
• 自分の強みは何か？: 業務で工夫したこと、評価されたこと、成功体験などを棚卸しする。

②転職サイトと転職エージェントの活用法

このフェーズは情報収集がメインです。転職サイトとエージェントを賢く使い分けましょう。

【転職サイト】

• メリット: 自分のペースで自由に求人を探せる。
• 活用法: 経理の求人動向、企業が求めるスキル、年収相場などを広く浅く把握する。まずは登録してスカウトを待ってみるのも有効です。

【転職エージェント】

• メリット: 非公開求人を紹介してもらえる、職務経歴書の添削、面接対策、年収交渉を代行してくれるなど、手厚いサポートを受けられる。
• 活用法: 複数のエージェントに登録し、経理に特化した担当者を見つける。必ず「この人に任せたい！」と思える担当者を選びましょう。

➂職務経歴書の作成

あなたの経理経験を企業にアピールする上で最も重要な書類です。

• 業務内容を具体的に書く: 「仕訳入力」だけでなく、「毎日〇〇件の仕訳を正確に処理」「四半期決算業務において、前年比〇〇%の効率化を実現」など、数字を使って具体的に表現しましょう。
• 工夫や成果をアピールする: 「経費精算フローを改善し、月〇〇時間の工数削減に貢献」など、業務改善や効率化に取り組んだ実績を記載すると、評価が高まります。

面接対策

面接は、あなたの経理経験と人間性をアピールする場です。

何も準備をせずに面接に挑むのではなく、伝えたいことをしっかりまとめておくことが面接突破の鍵になります。

【よく聞かれる質問と回答例】

・「なぜ転職を考えているのですか？」

NG: 「残業が多くて…」「給料が安くて…」といった不満を羅列する。
OK: 「より上流の業務に挑戦し、専門性を高めたいと考えています」など、前向きな理由を伝える。

・「経理経験で最も成果を出したことは何ですか？」

具体的な業務改善や、困難な課題を解決したエピソードを話すことを心がけましょう。「〇〇という課題に対し、〇〇という改善策を実行し、〇〇という成果をあげました」と、論理的に説明してください。
・「当社に貢献できる点は何ですか？」

事前に企業のIR情報や事業内容を調べ、自分の経理経験がどのように活かせるかを具体的に話すことがポイントです。

25歳経理の転職はBEET-AGENTにお任せください

25歳からの転職は、あなたのキャリアを大きく飛躍させる絶好のチャンス。

経理として培ってきた専門知識と、第二新卒としてのポテンシャルは、多くの企業が求めている貴重な人材として引く手あまたです。

「本当に転職すべきだろうか…」と迷っているなら、まずは行動してみましょう。

転職活動は、必ずしも転職をゴールとする必要はありません。求人情報を見るだけでも、あなたの市場価値や、経理という仕事の可能性を再認識できます。

BEET-AGENTは経理に特化したエージェントが在籍しているため、経理の働き方を理解したうえで最適な求人を提案してくれます。

キャリアの棚卸を目的としても利用可能なので、まずは登録をして面談をしてみましょう。