《経理財務担当者》事業拡大フェーズの環境でスキルアップ・キャリアアップ可能@東京都千代田区の専門コンサルティング系企業

- 企業名
- 株式会社キュービーファイブ
- 想定年収
- 400万円〜430万円
- 職種
- 経理財務
- 勤務地
- 東京都千代田区
社長賞を受賞するほどの活躍。しかしその裏側で、繁忙期の残業は90時間に達し、心身ともに限界を感じている──。
高い専門性を持ち、責任ある立場で会社に貢献することは大きなやりがいですが、組織の変動や人員不足のしわ寄せを受け、自身のキャリアと健康の板挟みになっている方は少なくありません。
「このままでは体も心も持たない…でも、自分の市場価値は?円満に辞められるだろうか?」
この記事では、そんなジレンマを抱えた経理のプロフェッショナルが、初めて管理部門特化のエージェントとの面談に臨む様子をリアルにレポートします。多忙な彼女が自身のキャリアを客観的に棚卸しし、新たな一歩を踏み出すまでの過程をご覧ください。
目次
今回キャリア面談を受けるのは、下記の方です。
項目 | 内容 |
---|---|
名前 | Yさん(仮名) |
経歴 | 大手商社で9年、現職のインフラ関連企業で約4年半、経理として勤務 |
現職の業務 | 国内外の連結決算、開示業務、M&A後の経理引継ぎ、メンバーのマネジメント等を担当 |
転職理由 | 人員削減による業務過多で、繁忙期の残業が90時間近くになることも。体調面を考え、長期的に働ける環境に移りたい |
Yさん談
「前回の転職は友人の紹介だったので、エージェントを使うのは今回が初めて。どんな流れで進むのか、私の市場価値はどれくらいなのか、率直に知りたいと思っていました。」
面談は、管理部門特化のキャリアアドバイザー・川勝さんの丁寧な自己紹介から始まりました。
【担当キャリアアドバイザー:川勝 弘行さん】
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ITエンジニアとしてキャリアをスタートし、2012年から転職アドバイザーとして13年以上の経験を持つ。 多種多様な職種に加え、企業側の採用担当経験もあり、求職者と企業双方の視点からキャリア支援を行う。求職者の悩みや相談に深く寄り添い、丁重なサポートを信条としている。 |
川勝さん(CA):「Yさんが今一番心配されていること、エージェント側にこういうサポートを求めてます、みたいな所ってありますか?」
Yさん:「転職するにあたってどういう流れで進んでいくのかをまず知りたいです。あとは、経理という職種で、市場的にどのくらいの報酬の案件があるのかがすごく気になっています。」
川勝さん(CA):「承知しました。では、転職支援の流れからお話しますね。今日この面談でご経歴やご希望を伺い、明日以降、求人のご紹介を差し上げます。応募したい企業があれば、我々が推薦状を作って代理で応募します。」
川勝さんは、書類選考の代行、面接の日程調整、面接前後のアドバイス、そして内定が出た後の条件交渉や円満退職のサポートまで、一連の流れを分かりやすく説明。「初めてで不安」というYさんの気持ちを、丁寧に解消していきます。
Yさん談
「自分では『大変だったけど良い経験だった』とポジティブに捉えていた部分も、客観的に見ると『かなり無理をしていたんだな』と気付かされました。」
話は、Yさんのこれまでの経歴へ。大手商社での9年間の一人経理の経験、そして現職のインフラ関連企業で連結決算や上場準備、M&A後の経理引継ぎなど、非常に高度な経験を積んできたことが語られます。
川勝さん(CA):「すごくでも、充実していた様子が今お話を聞いてて伝わってきました。単体の月次・年次決算はもちろんのこと、ホールディングスに転籍してからは国内外の経理も見られていたと。」
Yさん:「はい。2年くらい前に経理部が10人から5人に一気に減りまして…。業務量はかなり増えましたが、自分ができる業務の範囲がすごく広がったので、そこは良い経験だったなと捉えています。」
川勝さん(CA):「素晴らしいですね。では、今回転職を考え始められたのは、どんな思いがあったのでしょうか?」
Yさん:「きっかけは、経理の人数が減って業務負担が増え、残業が毎月平均で40〜50時間、繁忙期は90時間近くになる状況が2年ほど続いていることです。得られるものも大きかったのですが、長期的な目線で考えると体調的にも精神的にも辛いな、と。体調を崩してからでは遅いな、というのが一番のきっかけです。」
社長賞を受賞するほどの活躍の裏にあった、過酷な労働環境。Yさんは、自分でも業務改善のために働きかけたものの、状況が変わらなかったことも明かします。川勝さんは深く頷き、その頑張りを労いながら、次のステップの話へと移りました。
Yさん談
「マネジメントの経験はあるのに役職がない、というモヤモヤも相談できました。次のキャリアでは、ちゃんと役職や評価として認められたい、という本音を整理できました。」
転職の軸は「ワークライフバランスの改善」。その上で、Yさんが次に目指すキャリアの希望条件を具体的にしていきます。
川勝さん(CA):「残業時間って何時間以内で推移しているところが理想だったりされますか?」
Yさん:「平均的には月20時間前後がすごく希望です。繁忙期に超えるのは問題ないですが、90時間とか働くのが普通、みたいなところは避けたいな、と。」
川勝さん(CA):「現在、Yさんはリーダーやマネージャーといった役職は付いていらっしゃるんですか?」
Yさん:「いえ、付いていないです。部長が本来行うべきマネジメントが機能しておらず、他のメンバーのタスク管理なども私がやっている状態です。評価レベルはマネージャー級なのですが、肩書きとしては付いていません。」
川勝さん(CA):「なるほど。では次の会社では、マネジメント職も求めていきますか?」
Yさん:「はい、できればやりたいなと思っています。どこかでやはりマネジメントの方を経験してみたい、という希望はあります。」
この対話から、「残業時間の適正化」と「正当な評価としてのマネジメント職」という、次のキャリアにおける2つの重要な軸が明確になりました。
Yさん談
「『円満に辞められるか』という不安も相談できました。転職活動は孤独だと思っていましたが、戦略的に一緒に進めてくれるプロがいるのは、本当に心強いです。」
希望条件が固まったところで、話は具体的な転職活動の進め方へ。川勝さんは、プロの視点から戦略的なアドバイスを送ります。
川勝さん(CA):「Yさんが辞めますって言ったら、会社側から思いっきり引き止められるんじゃないですか?」
Yさん:「その可能性が結構高くて…。先に転職先を決めて、それを理由にしたいなという思いが強いです。」
川勝さん(CA):「退職の交渉もセオリーがありますから、その辺りもサポートします。辞めるなら絶対に円満に辞めた方がいい。私も出戻り転職を経験しているので、きれいに辞めといて良かったなと思いましたよ。」
Yさん:「そうなんですね!それを聞いて良かったです。なんだか責任放棄してるのかな、とか色々考えてしまって…。」
引き止めへの対処法や円満退職のコツといった具体的なノウハウに加え、「自分の体を第一に、やりたいことを優先していい」という力強い後押しは、Yさんの迷いを振り払うきっかけになったようです。
面談の最後には、今後の連絡をLINEで行うこと、履歴書・職務経歴書の具体的な提出スケジュールまでを決定。Yさんの転職活動は、明確なロードマップと共に、スピーディーに始まりました。
今回の面談は、高いスキルと責任感を持つプロフェッショナル人材ほど、客観的な視点を持つ「伴走者」の存在が重要であることを示唆しています。
多忙な日々の中では、自身の市場価値や心身の限界を正しく把握することは困難です。そんな時、専門のキャリアアドバイザーは、経歴を整理し、キャリアの選択肢を提示し、そして何より「自分の人生を優先していい」と背中を押してくれる心強い存在になります。
もしあなたが今の働き方に少しでも限界を感じているなら、一度立ち止まって、プロに相談する時間を作ってみてはいかがでしょうか。
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