《経理財務担当者》事業拡大フェーズの環境でスキルアップ・キャリアアップ可能@東京都千代田区の専門コンサルティング系企業

- 企業名
- 株式会社キュービーファイブ
- 想定年収
- 400万円〜430万円
- 職種
- 経理財務
- 勤務地
- 東京都千代田区
IPO準備を進める企業において、経理部門は重要な役割を担います。
一般的な経理業務と比べて、より高度な専門知識とスキルが求められるため、経理人材として大きく成長することが可能です。
本記事では、IPO準備企業における経理の役割や業務内容、一般企業との違いを解説します。あわせて、IPO準備を経験したあとのキャリアパスや転職成功のポイントについても詳しくお伝えします。
目次
IPOを目指す企業において、経理は極めて重要な役割を担います。
IPO準備企業では、財務情報の透明性や正確性が求められるだけでなく、社内体制の整備や投資家への信頼構築も必要です。ここでは、3つの観点から経理の役割を解説します。
IPOを成功させるためには、財務情報の信頼性を担保することが不可欠です。
企業は、投資家や規制当局に対して財務状況が正確かつ透明性のあるものであることを示す責任があり、その中で経理は、正確な会計処理の実施や適切な会計基準の適用、外部監査対応において重要な役割を果たします。
これにより、企業の財務状況に対する外部の信頼を構築し、円滑なIPO実現への土台を築くことにつながります。
IPO準備の段階では、経営陣が迅速かつ正確に意思決定をおこなう必要があります。
その意思決定を支えるために、経理は財務データを集約・分析し、必要な情報を提供します。
売上やコストの推移、キャッシュフローの状況や資金調達のシナリオといった経営戦略に直結する情報を提示することで、経営陣がリスクとチャンスを正確に把握できるようサポートします。
経理がこの役割を果たすことで、企業の成長や上場プロセスの進行を促進します。
IPOを目指す企業は、内部統制の整備が必要不可欠です。
内部統制は企業全体での業務プロセスの透明性や効率性を確保し、不正やミスを防止するしくみを構築することを指します。
経理は、内部統制の中核となる財務プロセスの改善や整備をリードし、社内の各部門と連携しながら運用を支える役割を担います。
IPO準備企業の経理業務は、上場プロセスの進行に伴って段階的に範囲や複雑さが変化します。
以下では、IPOまでの各段階で経理が担当する具体的な業務内容を解説します。
IPOの実現に向けた土台を整える期間で、経理体制や財務基盤の強化が主な課題です。
IPOを見据えて具体的な体制整備とプロセスの確立を進める段階で、この時期から上場準備が本格化します。
IPOに向けた具体的な業務がピークを迎える時期です。証券会社や監査法人と連携しながら、上場に必要な財務データの精度向上と透明性確保を目指します。
IPO申請のための具体的な業務に集中する期間で、上場承認を得るための最終調整をおこないます。
IPO準備企業の経理業務は一般企業の経理業務と比較して、業務内容や求められるスキル、職場環境、キャリアへの影響に大きな違いがあります。
ここではそれぞれの違いについて詳しく解説します。
一般企業の経理は、日常的な仕訳や決算業務、税務対応といった定型的な業務が中心です。
一方、IPO準備企業では、これに加えて上場を実現するための特有の業務が発生します。
たとえば財務諸表の開示基準に基づく修正や内部統制の整備、監査法人や証券会社との連携などが必要です。
これらの業務はプロジェクトベースで進むことが多く、通常の経理業務と比較して業務範囲が格段に広がります。
一般企業の経理では正確なデータ処理能力や税務の知識などが重要視されますが、IPO準備企業の経理ではそれに加えて、上場準備に特化したスキルが求められます。
たとえば、監査法人からの指摘への対応力、株主や投資家に向けた財務情報の開示スキルなどが必要です。
内部統制の整備に関する知識や経験も必要なので、幅広いスキルセットが求められます。
また、上場プロセスでは状況が頻繁に変化するため、柔軟性や問題解決能力も欠かせません。
一般企業の経理では業務がルーティン化されていることが多く、比較的安定した環境の中で働くことができます。
一方、IPO準備企業では目標達成に向けた緊張感が常に漂っています。上場スケジュールが設定されているため、チーム全体でハイペースで動くことが求められます。
また、IPO準備企業では経営陣や他部署との密接な連携が必要なため、コミュニケーション頻度が高く、組織全体がプロジェクト型の体制になる傾向があります。このような環境は、挑戦的であると同時にプレッシャーが大きいことも特徴です。
IPO準備企業の経理で働くことには、ほかでは得られない多くの魅力があります。ここでは主なメリットについて解説します。
IPO準備企業では通常の経理業務に加え、財務諸表の作成や内部統制の整備、監査法人や証券会社との折衝など上場準備に特有の幅広い業務に携わることが可能です。
このような業務を経験することで経理人材としての希少性が高まり、転職市場での価値が大きく向上します。
また、IPO経験はほかのIPO準備企業や上場企業への転職だけでなく、スタートアップやコンサルティング業界などキャリアの選択肢を大きく広げられます。
IPO準備企業の経理では、スキルや経験に応じた高い報酬を期待できます。
特に一般的な中小企業からの転職であれば、年収アップにつながるケースが少なくありません。
大企業からの転職では初期年収が下がる可能性もありますが、IPO成功後の報酬改善やキャリアの発展性を考慮すると、長期的には収入面でも有利になる可能性があります。
IPO準備企業では、組織が上場を目指して成長していく過程を間近で体験できます。
急速に変化するビジネス環境の中で、経営陣と密接に連携しながら財務や内部統制の整備を進めることで、経営視点を養う貴重な経験を積むことができます。
このようなダイナミックな環境での経験は、将来のキャリアで経営に関する洞察力を活かせる場面を増やし、市場価値を高めます。
IPO準備企業の経理業務は、非常にチャレンジングで多岐にわたります。
このような環境で働くことで、プレッシャーや課題に対応しながら自身の能力を大きく伸ばすことが可能です。
これまで経験したことのない業務に取り組む機会が多く、スキルの幅を広げるとともに、業務の中で達成感や成長実感も得られます。
IPOを成功に導くことができれば、プロジェクトの成果を実感し、自信を深められるはずです。
IPO準備企業の経理で働くことには多くのメリットがある一方で、特有の課題や負担も伴います。
入社後の後悔につながりやすい部分なので、転職前に知っておきましょう。
IPO準備のプロセスは、通常業務に加えて上場審査に対応するための膨大な業務が発生するため、非常に多忙です。
期限が厳しく設定されるタスクも多く、長時間労働を余儀なくされる場合は少なくありません。
また、スケジュールがタイトなうえに変更されることもあるため、計画どおりに進める難しさを感じることがあるでしょう。
IPOプロセスは、事業環境や市場状況の変化によって計画が大きく変更されることがあります。
上場のタイミングが延期される、あるいは計画自体が中止されることも珍しくありません。
このような予期せぬ変更は経理部門にとっても大きな負担となり、モチベーションの低下につながる可能性があります。
また、計画変更によって優先事項が頻繁に変わることで、業務の進行が混乱しやすくなる点もリスクのひとつです。
IPO準備企業への転職にはデメリットやリスクもありますが、ほかでは得られない貴重な経験を積むことができる環境です。
この経験を経て得られるスキルや知識は、市場価値を大きく向上させ、次のキャリア選択肢を広げます。
ここでは、IPO準備を経験した経理人材がどのようなキャリアパスを描けるのか、具体的な選択肢を解説します。
IPO準備の経験で得た知識やスキルを活かし、企業内でのキャリアアップを目指すことができます。
特に内部統制や財務管理のノウハウ、関係者との調整能力などは、経理部門のリーダーやマネージャーとして評価されるポイントです。
また、経営陣との緊密な連携を経験していることから、経営視点をもった経理人材として経営計画や戦略策定に直接関与するポジションに昇格するチャンスも広がります。
IPO準備の経験はほかの未上場企業や上場企業においても高く評価されます。
未上場企業ではIPOを目指している企業が特に需要が高く、これまでの経験を活かして準備の中心的な役割を担うことが期待されます。
上場企業では、より高度で専門的な業務を任されるケースが多く、財務報告の信頼性確保や内部統制の強化を通じて企業価値の向上に寄与するポジションで活躍可能です。
スタートアップ企業では、CFO(最高財務責任者)候補としてのキャリアパスも想定可能です。
IPO準備の経験をもつ経理人材は資金調達や財務戦略の立案、内部統制の構築などCFOとして必要な能力を備えているとみなされるため、経営層の一員として抜擢される可能性があります。
CFO候補になった場合、スタートアップのダイナミックな環境で、企業成長を直接支える立場としてのやりがいを感じられるはずです。
IPO準備の知識をもつ経理人材は、コンサルティングファームでIPO支援のキャリアを築くことも可能です。
上場を目指す企業に対して財務報告体制の整備や内部統制の構築を支援するほか、監査法人や証券会社との調整役としての役割も果たせます。
特に、実務経験に基づいた具体的な提案やアドバイスができる点は、クライアント企業から高く評価されるはずです。
さらに、複数の企業の上場支援を経験することで、自身の専門性を一層高めることができます。
IPO準備企業への転職は、通常の経理業務とは異なるスキルやマインドセットが求められる挑戦です。
ここでは、転職を成功させるために押さえておくべきポイントを解説します。
IPO準備企業で求められる特性や準備すべきことを理解し、適切なアプローチをとることで、転職成功の可能性を高めましょう。
IPO準備企業に転職を目指すなら、まずはIPOのプロセスや目的について基本的な知識を身につけることが重要です。
特にIPO準備企業が直面する課題や、課題を解決するために経理部門が果たすべき役割を理解しておくことで、転職活動において自信をもって対応できます。
また、IPO準備企業は成長意欲の高い企業が多いため、向上心が求められる点も理解しておきましょう。
転職活動では、これまでの実務経験を具体的に示すことが重要です。
たとえば「財務諸表の作成を通じて企業の透明性を高めた」「内部統制の改善プロジェクトを主導し、監査対応を効率化した」など、成果や貢献を明確に伝えることが効果的です。
IPO準備企業では、多岐にわたる業務を効率的に処理できる人材が求められるため、特に業務範囲の広さや課題解決能力をアピールできる実績を整理しておきましょう。
IPO準備企業では、急速に変化する状況や新たな課題に対応する柔軟性、迅速な意思決定が求められます。
そのため、転職活動では、自分がこうした環境でどのように貢献できるかを具体的に示すことが必要です。
たとえば「スピード感のあるプロジェクトを複数同時に管理した経験がある」「突発的なトラブルにも冷静に対処してきた実績がある」といった具体例を用いると説得力が増します。
また、成長意欲を示すエピソードを織り交ぜることで、IPO準備企業が求める人材像に近づけることができるでしょう。
IPO準備企業は規模が比較的小さい場合が多く、従業員同士の密接なコミュニケーションや企業文化への共感が重視される傾向にあります。
したがって、企業の文化や方針に対してどのように共感しているのかを伝えることが重要です。
たとえば「企業の成長ストーリーに共感した」「社会的な影響力を高めるという理念に惹かれた」といった形で、企業への理解と熱意をアピールすることで、好印象を与えられます。
IPO準備企業への転職を目指す場合、専門的な知識や市場動向を把握している転職エージェントの力を借りるのは非常に有効です。
エージェントは求人企業が求める人材像や選考基準を熟知しており、応募書類の作成や面接対策など、具体的なサポートを提供してくれます。
また、自分では見つけにくい非公開求人の情報も得られるため、選択肢を広げることができます。エージェントのアドバイスを受けながら、自分の強みを最大限に活かしたアプローチを心がけましょう。
BEET–AGENTは経理をはじめとする管理部門系職種に強みをもつエージェントです。
経理人材の働き方や業務内容に精通しており、IPOを目指す成長意欲の高い企業の求人も保有しています。
希望や経験を丁寧にヒアリングし、マッチ度が高いキャリアをご提案します。転職を検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。
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IPO準備企業の経理は、企業成長の中核を支える重要な役割を果たします。
通常の経理業務を超えたスキルや経験が求められるチャレンジングな環境である反面、得られる知識や経験は経理人材としての市場価値を大きく高めます。
IPO準備企業でのキャリアに挑戦したい方は、BEET-AGENTのような転職エージェントの活用も有効です。
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