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監査法人から事業会社経理、更なるキャリアアップを希望されて転職
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法務の転職で無事に書類選考を通過したあとには、最大の関門である面接が待っています。
法務の面接ではどのような質問を受けるのか、面接官に好印象を与えるためにはどんな対策が必要なのか気になる方は多いはずです。本記事では法務転職の面接対策や準備について解説します。
目次
法務の面接で一般的によくある質問については、確実に対策しておきましょう。
面接官は志望動機を通じて、応募者がなぜ自社に興味をもったのか、自社でどのようなキャリアを築きたいのかを理解しようとします。志望動機を答える際は、自分の経験や目標と応募先のビジョンがどのように一致しているかを示すことが大切です。
たとえば「御社の国際的なプロジェクトに魅力を感じ、私の法律知識と外国語能力を活かして貢献したい」というように、具体的な例を挙げて説明することが望ましいです。
退職理由に関する質問では、面接官は応募者の価値観やキャリアに対する姿勢を知りたいと考えています。退職理由を述べるときは、ポジティブな視点を保ち、自己成長と将来の目標に焦点を当てることが重要です。
たとえば
が挙げられます。
一方で、個人的な不満や対人関係の問題を退職理由として述べることは避けるべきです。
応募者の法務実務経験について深く掘り下げる質問もよくおこなわれます。
また、特定の業界や法域における専門知識がある場合、その詳細を問われることもあります。これらの質問に対しては、具体的な経験と成果を示すとともに今後の職務にどのように活かせるのかを説明することで、自身のスキルと専門性をアピールできます。
応募者の専門知識と実務経験を評価するために、事例問題を用いた質問がおこなわれることがあります。
たとえば
といった質問です。
これらの質問を通じて、面接官は応募者が法務部門の一員として適切な判断を下し、企業の利益を守ることができるかを見極めようとしています。
面接でよい印象を与えるには準備を怠らないことが大切です。
過去の業務経歴を棚卸しし、とくに法律関連の業務で担った役割や成果を明確にしましょう。そのなかから面接でアピールになる経験をピックアップし、その経験がどのように募集ポジションに役立つかを具体的に考えます。
これにより面接では、業務経験について具体的なエピソードを交えて語ることができ、面接官によい印象を与えられます。
企業研究を通じて応募先の事業内容や文化、ビジョン、業界内での位置づけなどを把握することが大切です。法務部門が直面している課題や将来の展望についても理解を深めておきましょう。
これらの情報は面接で質問に回答する際、自身が応募先で働くことを真剣に考え、準備していることを示す証拠となります。
模擬面接を実施することは非常に有効です。実際の面接で想定される質問をリストアップし、それに対して回答する形で練習します。
姿勢や視線のやり方、手の動きなど非言語コミュニケーションも意識して練習するとよいでしょう。客観的な視点を加えるために、第三者からのフィードバックを得られる環境で模擬面接をおこなうことも重要です。
ここまで紹介した事前準備は転職エージェントを利用することでサポートを受けられます。効果的な準備をしたい場合は積極的に活用しましょう。
面接では以下のポイントを意識して回答すると効果的です。
法務人材には明確で簡潔なコミュニケーションが求められるため、面接では結論から述べて端的に回答することが重要です。これにより聞き手の注意を引き、重要な情報をすぐに伝えることができます。
たとえば特定の法律問題について質問があったら、まず直接的に結論を述べたあと、その理由や考え方を簡潔に説明するとよいでしょう。
質問に対しては、ビジネス視点も交えて回答することが大切です。
法務の場合、法律の専門知識をもとに法的見解を述べることは必要ですが、あくまでも自社の社員として自社のビジネスにどう貢献するのかを考えられる人材が求められます。そのため、外部弁護士のように法的な視点のみで答えるのではなく、ビジネスの観点も踏まえて回答しましょう。
事例問題などに答える際、わからない点は曖昧に答えたりごまかしたりせず、素直にわからないと答えることが大切です。
ただし、単に「わかりません」と答えるだけでは印象がよくありません。どこまではわかるが、どこからはわからないと線引きして答えるようにしましょう。
表情や話し方は、面接官に自身の姿勢や人柄を伝える重要な手段です。
明るく、自信をもった表情を心がけることで、ポジティブな印象を与えることができます。はっきりとした話し方は、自分の意見や考えを明確に伝えるのに役立ちます。また相手の話を丁寧に聞き、適切なタイミングで質問や意見を交えることで、質の高いコミュニケーションを取ることができます。
面接の最後には、逆質問の時間が設けられることが一般的です。逆質問には不明な点を明らかにして自社への志望度を高めてほしいという意図のほかに、応募者の意欲やコミュニケーション能力を確かめる意図もあります。そのため逆質問の内容によって好印象を与えることも可能です。
具体的には、応募先の文化やチームの特徴、業務の具体的な課題に関するものが効果的です。
たとえば
といった質問は積極性と仕事への関心を示すことができます。
先述した事前準備のほかに、面接対策としては以下の2つをやっておくことをおすすめします。
ビジネス実務法務検定に合格しておくと、選考のアピールになるだけでなく、事例問題対策にもなります。
法務経験が5年未満の方を対象とした面接なら2級でも知識としては対応可能ですが、2級と3級は多肢選択式なので面接対策としては不安が残るかもしれません。
この点、1級は論述式なので事例問題対策として効果的です。ただし1級は2級・3級に比べて難易度や所要勉強時間が大きく上がるため、単純に面接対策や選考のアピールというだけでなく、転職後の実務に活かすという意欲で取り組むほうがよいでしょう。
転職エージェントに応募先における選考の特徴を聞くことも有効です。エージェントは応募先とのやり取りや過去の応募者の情報などから、応募先の選考の特徴や、どんな人が好まれやすいかを把握しています。面接でのアピールポイントや注意点などのアドバイスを受けることで、面接に活かせるでしょう。
また転職エージェントを利用すると、面接後のフィードバックを受けられることも大きなメリットです。
採用面接では通常、先方からフィードバックを受けることはないため、受けた面接の改善点やよかった点を求職者が知ることはできません。しかしエージェント経由で応募した場合はエージェントを通じてフィードバックを受けられるため、次の面接に活かすことが可能です。
私たちは法務や人事などの管理部門系職種に特化した転職エージェントです。管理部門のリーダークラスやミドルクラスの転職支援に強みがあります。
管理部門の働き方に精通したキャリアアドバイザーが、キャリアプランや面接について的確なアドバイスをさせていただきます。
求人ベースのご紹介も可能ですし、すでに選考が進んでいる方でも
こういったご相談でも問題ございませんので、ぜひご相談いただければと思います。
法務の面接では志望動機や退職理由などの一般的な質問のほかに、法務実務経験に関する質問や事例問題を用いた質問もあります。事前にしっかり準備しておくことで当日も臆することなく答えられるはずです。転職エージェントに依頼すれば面接対策もサポートしてもらえるため積極的に活用しましょう。
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